LINKS COLUMN OTHERS OTHERS #3 Optician H’s Grease Jazz オプティシャン エイチズ グリース ジャズ 表現者が捉える”眼鏡の写真”。 今回は、「白山眼鏡店」の呼びかけで集まったOptician H’s Grease Jazzの 3名のジャズマンたちをアートディレクターの信藤三雄氏が切り撮った。 Photographer:信藤三雄 Profile:アートディレクター、映像ディレクター、フォトグラファー、書道家、演出家、空間プロデューサー 松任谷由実、ピチカート・ファイヴ、Mr. Chil dren 、MI SI A 、宇多田ヒカルなど、 これまで手掛けたレコード&CDジャケット数は約1000枚。 その活躍はグラフィックデザインにとどまらず、 数多くのアーティストのプロモーションビデオも手掛け、活動は多岐にわたる。 Title:J A Z Z で躍ろう! イギリスでは1930年代後半になって突如としてJAZZで踊る文化が復活しました。 1930~40年代のスウィングジャズと80~90年代のアシッドジャズ。 そして前者のスウィングジャズは30年代中頃になって、一気に各所に大型のボールルームが出来、 ダンス音楽としてスウィングジャズの全盛期がやって来ます。まさに踊る為の音楽です。 今回Optician H’s Grease Jazz(P6〜9で紹介)が演奏している『Mack The Knife 』は、 そんな時代のクルトヴァイル作曲の三文オペラの劇中歌の超有名曲です。 そもそも僕がJAZZの魅力を知る様になったのはリアルタイムではなくて完璧に後追いです。 時代とは逆にROCKからJAZZに逆に辿っていったのです。 そしてレコードジャケットのデザインも同じように先にヒプノシスを知り、 後でブルーノートのリードマイルスのデザインの素晴らしさを知ることになります。 彼のデザインにはグラフィックデザインの魅力のすべてがあります。 モノクロ写真、タイプフェイスの使い方、2色使い、ダブルトーンなどなど……。 そして、それらの力強いデザインはこの20年間ぐらい忘れていた何かを思い出させてくれます。