ジョン・レノンが凶弾に倒れるその瞬間まで愛用していた「メイフェア」モデル・・・1980年12月8日、ジョンが“伝説”となったその日をターニングポイントに、白山眼鏡店は「メイフェア」モデルを封印しました。それはまた、「メイフェア」モデルの“伝説”の始まりでもありました。
「これほどのビシネスチャンスはない」という多くの声もいただきました。しかし、白山眼鏡店には、ジョンの想い出が詰まった「メイフェア」モデルを「ビジネスにはしたくない」という強い思いがありました。
なによりもただ、ジョンのファンであり続けたい。ひと夏の夢のような物語を、このまま白山眼鏡店だけのものにしたい・・・そんな「わがまま」が、復活を望む声にも耳を塞がせてきたのです。
しかし、40年の歳月の流れの中で、「メイフェア」モデル復活を促すひとつの出来事が起きました。2018年7月、ある同業者が「メイフェア MAYFAIR」の名称を商標登録したのです。同時に、以前より製作していた「TENJIN」という類似モデルを「MAYFAIR」と改称し、国内外で販売しているという悲しい事実を目の当たりにしました。ジョンの写真と共に「伝説のミュージシャンが愛用した師匠から受け継いだ特別なモデル…」と紹介された謳い文句は事実無根であり、それは白山眼鏡店の誇りそのものを汚すに等しいものでした。
ジョンは、アルバム『イマジン』に収録された『Gimme Some Truth』で「All I want is the truth/Just gimme some truth(僕が欲しいのは真実だけ/ただ真実が欲しい)」と歌いました。歴史が正しく語り継がれなければ、ある日、偽物が本物になり、本物が偽物になる恐れがあります。白山眼鏡店は、ジョンと紡いだ「歴史(=真実)」を消さないためにも、そしてジョンを愛する多くの人々のためにも、「メイフェア」モデルの封印を解く決心をしました。
2年にわたる「メイフェア再制作プロジェクト」を経て、2020年12月8日より、ジョンに捧げた3本の「メイフェア」モデルを店頭展示し、21年1月に発売いたします。レンズのカラーリングはもちろん、蝶番などのディテールに至るまで、白山オリジナルの「メイフェア」モデルの完全復刻です。
「メイフェア」モデルは、白山眼鏡店自らの手で正しく後世に残して行く・・・「次に日本に来るまで新作をすべて取り置きして欲しい」というあの夏のジョンのオファーへの、40年の時を超えた応えです。
2020年12月1日 白山眼鏡店
2020年12月より完全復刻した「MAYFAIR model」を、今年も予定通り数量限定で販売いたします。
オンラインのみの抽選販売となります。
抽選販売は2024年11月14日(木)から11月19日(火)まで、また当選発表は11月25日(月)を予定しております。
当選されたお客様への発送は12月4日(水)より順次行わせて頂きます。
インフォメーションページより随時情報を更新させていただきますのでご確認くださいますようお願い申し上げます